マルチステークホルダー方針

マルチステークホルダー方針

当社は、企業経営において、株主にとどまらず、従業員、取引先、顧客、債権者、地域社会をはじめとする多様なステークホルダーとの価値協創が重要となっていることを踏まえ、マルチステークホルダーとの適切な協働に取り組んでまいります。その上で、価値協創や生産性向上によって生み出された収益・成果について、マルチステークホルダーへの適切な分配を行うことが、賃金引上げのモメンタムの維持や経済の持続的発展につながるという観点から、従業員への還元や取引先への配慮が重要であることを踏まえ、以下の取り組みを進めてまいります。

記

  1. 従業員への還元
    当社は、経営資源の成長分野への重点的な投入、従業員の能力開発やスキル向上等を通じて、持続的な成長と生産性向上に取り組み、付加価値の最大化に注力します。その上で、生み出した収益・成果に基づいて、定められた賃金決定ルールに則り、自社の状況を踏まえた適切な方法による賃金の引上げを行うとともに、それ以外の総合的な処遇改善としても、従業員のエンゲージメント向上や更なる生産性の向上に資するよう、人材投資を中心に積極的に取り組むことを通じて、従業員への持続的な還元を目指します。
    具体的には、賃金の引上げについては、「職務・役割」を基準とした人事評価制度に基づき、従業員の目標達成度による「業績評価」および成果につながる行動の発揮度による「行動評価」を行い、成果・貢献度を適切に処遇に反映します。また、人材投資については、従業員一人一人が自らのキャリアを自律的に築きながら生産性を高めて組織の成長を支えるべく、階層別・専門別等の研修、自己啓発支援施策等を実施し、従業員の成長を促進します。これらの施策により、従業員の働きがいを高め、健全で活力ある企業風土としてまいります。
  2. 取引先への配慮
    当社はパートナーシップ構築宣言の内容遵守に、引き続き、取り組んでまいります。

以上

令和5年5月9日
三菱商事ライフサイエンス株式会社
代表取締役社長 岸本 好司